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AKB48の光宗薫(19)が11月24日公開の映画「女子カメラ」(監督向井宗敏)に主演した。初めての映画出演でいきなり主役の大抜てき。デビュー前からメディアへの登場が多く「スーパー研究生」と言われたが、先日の東京ドーム公演でチームKへの昇格を果たした。順風満帆の日々と思いきや、その胸には複雑な思いがあった。
――先月の「女子カメラ」の完成披露の時、記者から質問され、「スーパー研究生」と言われることに対する思いを話している途中に「泣きそうになっちゃった」と言っていましたが、あの時、なぜ泣きそうになったのですか?
「まだそういう名前を払拭(ふっしょく)できていないことが、やっぱり悔しかったですね。今も悔しいですし」
――この映画に主演したことで払拭できるのでは?
「そうですかね…。でも、毎回そのくらいの気持ちでやっているつもりです。いつ、自分の悔しい気持ちが収まるか分からないですけれども」
――「スーパー研究生」が褒め言葉だと感じなかった?
「自分自身を指しているものだとは思えなかったんです。最初のうちは、そう思ってくれる人をどれだけだましきれるかという気持ちでやってたんですけど、それも長く続くわけじゃありません。仕事をやっていけばいくほど、私が真正面から体当たりでぶつかっていくしかその壁を越える方法はないんだと痛感しました。この間の総選挙であらためて覚悟もつきましたし」
――総選挙で圏外だったことが?
「やはり、認められてないという事実をあらためて形として知りました。それに対する自分の感じ方も、物凄く激しいものでした。あの日は公開処刑じゃないですけど…。そんな気持ちで日本武道館を出ました。でも、自分でどうしていいか分からない状況ではないんです。ダンス一つ取ってもそうですけど、自分にはまだ伸びしろがあると思うので、必ず越えたいと思います」
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