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草刈民代のお宝おっぱい

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周防正行監督、妻・草刈民代に「終の信託」するも忘れられる
周防正行監督の最新作「終の信託」が10月27日、全国264スクリーンで公開され、周防監督をはじめ主演の草刈民代、役所広司、大沢たかお、浅野忠信、細田よしひこが東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇3で舞台挨拶に立った。草刈は、「この作品を演じきったことが女優としてのスタートになった。これからも頑張ります」と清々しい面持ちで語った。
 現役弁護士・朔立木氏の同名小説が原作の今作は、映画賞レースの先陣を切る第36回山路ふみ子映画賞の受賞が決定したばかり。終末医療の現場を舞台に、ある重病患者(役所)からの“信託”を受けたエリート女性医師(草刈)が下した決断と、それを殺人罪とみなす検事の攻防を描くヒューマンサスペンスだ。

 「Shall we ダンス?」以来16年ぶりに草刈と共演を果たした役所は、「再び草刈さんに思いを寄せる役。自分が亡くなった後、草刈さんが大沢君に責められるのを見て『しまった、しまった、島倉千代子! 大変なことを頼んでしまった』と思った」と話し、場内は大盛り上がり。検事役の大沢は、「好感度が心配です。僕も俳優として頑張っていく」と苦笑いを浮かべていた。

 周防監督は、妻でもある草刈に「終の信託」をしたことを明かした。「妻にさらりと言ったのですが、ある上映会の後の舞台挨拶で『聞いていない』と言われてしまいました」。草刈は、「ちゃんと聞いたら『ああ、言っていた』と思い出しました。今はちゃんと心に留めております」とニッコリ。すかさず、役所が「夫の『終の信託』を忘れるほど男らしいということです」と絶妙なフォローをしていた。

 また、2日後の29日が周防監督の56歳の誕生日ということで、イチゴ200個、重さ10キロの特製ケーキがサプライズで用意された。はにかむ周防監督は、初日に駆けつけた観客を壇上から持参したカメラで撮影し、深々と頭を下げていた。
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